あらすじ

大人になった香織が、さらに深く桐谷の剣道に関わっていくストーリーを軸に、それを見守る早苗、さらに桐谷道場での香織の教え子達の活躍、米国人剣道家のジェフとの関わりなど、サイドストーリーも盛りだくさんの内容、さらに、早苗(最初からラブラブ)と香織(こちらはラストでちょっぴり)のラブストーリーもあります。

本の情報

単行本: 347ページ
出版社: 文藝春秋
ISBN-10: 4163903003
ISBN-13: 978-4163903002
発売日: 2015/7/30

オススメ度

★★★★☆

感想(ネタバレあり)

この記事を書こうと思って、ところどころ読み返すと、そのまま読みふけってしまう。。さらに、この伏線はどこからだっけ?と前の巻をを読むと、それもまた読みふけってしまう。。。(^_^;

個人的に前巻から気になっていた吉野先生と玄明先生との再会のシーンがあったのがうれしかったんですが、ただ、再会しておしまいなので、ちょっと唐突感が否めなく、また残念だったな。

今回、早苗も桐谷道場に深く関わっていくことになりますが、改めて早苗が初めて桐谷道場に行ったときのシーンを読み返してみると(武士道セブンティーン 「17 屁理屈」「18 恐縮です・・・」(P227~))、結構濃く書かれてますね。サワタニとのシーンは、確かに書かれているけど、早苗視点の文章だと、早苗なら不思議はないといか違和感がないので印象に残らず読み飛ばしてしままう感じです。そっか、ここが伏線になっていたのか。ちなみにこの章で吉野先生も桐谷道場のことを知ることになるんですね。

早苗の大学を選んだ目的もああいう形であっさり終わってしまったし、早苗&香織の大学時代がほとんど書かれていないのが残念です。もっとも、これまでの巻は高校3年間のことが書かれているので、学生生活という観点だとその繰返しになってしまうから、これはこれでいたずらに物語を長引かせないということでいいのかも。

ところで、気になることといえば、早苗は結局このまま剣道をやめてしまうのかなーということです。

前巻までは香織と早苗の両視点からの剣道の物語でしたが、香織が桐谷の剣道に深く関わるようになって、ちょっと剣道が濃くなってしまいましたからね。ママさん剣道とか別の道で剣道を続けて欲しいです。桐谷道場のお母さん・・・も似合ってるけど、それで終わってしまったら寂しすぎるので。

香織の将来も、ジェフも日本に来たときは会っているようだし、インドに行ってもあの調子でガンガンやりそうですけど、気になります。

そうそう、今巻にもちょっとだけ出てきた警察官である香織のお父さんも、なにか伏線があるのかなと思ったんですが、なにもなかったですね。何かありそうな雰囲気があったけど。

それにしても、内容盛りだくさんで、これだけで、きっと3巻分位の内容を詰め込んでいる気がします。

逆に詰め込みすぎて、ちょっと駆け足のところがあるかなっていう感じだし、桐谷の剣道のことも含めて、過去の伏線を急いで清算したような感じでしたが、でも、全体的に読者が期待していることがぎゅっと詰め込まれています。

すごく面白かったです。オススメです。