あらすじ

今巻は、3つの物語から成り立っています。

ひとつ目は、前巻でダンサー族がなぜ地球に行きたかった理由が明かされ、またその使命を果たした後の、ギアリーとデシャーニ艦長の地球各地の遺跡訪問と、行方不明になったドーントレスの二人の乗組員の救出作戦。

二つ目は、二人の乗組員を無事に救出し、アライアンス宙域に戻ってきた後、艦隊本部から突然発令された、アドリアナ星系でのシンディックの難民の帰還作戦。

そして三つ目、ダンサー族の故郷へ帰還とその後に発生した謎の艦隊とに遭遇。

次巻以降に繋がる様々な謎が散りばめられています。

本の情報

出版社: 早川書房 (ハヤカワ文庫SF)
原書名:The Lost Fleet: Beyond the Frontier:STEADFAST
ISBN : 978-4-15-011999-7
刊行日 : 2015/04/22

オススメ度

★★★★☆

感想(ネタバレあり)

今巻は次の大きな物語のための、序章という感じです。

ひとつ目の地球の物語では、遺跡訪問や行方不明となった乗組員の拉致救出作戦で、地球との政治的なつながりや、今回の地球訪問への何者かの干渉が示唆されていますが、漠然としたもので終わっているので、明らかに今後への伏線ですね。

とりあえず、しばらく地球のことからは離れるようですが、特に地球が今後どう関わっていくのか気になります。

二つ目の物語のバタラ星系の反乱支援。これも将来につながる伏線でしょうか? 二つ目の物語と三つ目の物語の間のギアリーとデシャーニの会話の中で、ギアリーが自分の進むべき道とそれをアドリアナ星系とバタラ星系で実行しようとしたと語ってるので、これも将来の伏線とういうか、将来起こることの土台となるのかもしれませんね。

その他、細かいエピソードとしてドゥエロスの家族問題もありましたが、伏線が多いので、これも何かあるのかなと疑ってしまいます。

そういえば、ふたつ目の物語でダンサー族は独自行動を取りますが、そこで何を見つけてきたかも謎ですね。

そしてミットウェイ星系までダンサー族を送り届けた帰りに遭遇する謎の艦隊との戦闘。また物語が大きく動き出しそうですね。

次巻がが楽しみです。

それにしても、登場する星系が多すぎて、位置関係が全然覚えられません。星系図が欲しいなぁ。と思ったら、作っている方がいました。しかもかなり本格的!すごいです。

「ジャンプ航路(ルート図、星図)~「彷徨える艦隊」(The Lost Fleet) − MASA Planetary Log」
http://s.webry.info/sp/masamich.at.webry.info/201110/article_9.html