感想(ネタバレあり)

佃製作所の物語の2巻目、今回はNASA帰りの椎名が社長を務めるサヤマ製作所がライバルとして登場します。

前巻で佃製作所が手掛けることになった帝国重工のバルブシステムや、そして今回新たに挑戦する医療機器の開発を巡って、椎名社長のNASA帰りというステータスと、コネを武器に佃製作所の前に立ちはだかり、激しいく受注の取り合いが行われます。

今回も、いろいろな壁や挫折があって、それをあきらめずにひとつひとつ乗り越えていきますが、このあたりが、思わず応援したくなって、物語に引き込まれてしまいますね。

後で振り返ってみると、もう少しロケット側と医療機器との絡みがあるとよかったかな。なんか、ロケット側とりあえず登場させてみましたみたいな印象を受けました。

それと、医療機器側の逆転のネタがちょっとありきたりかなと思うけど、これは最近も話題になったデータ偽装に絡めているんでしょうね。

でも、なんだかんだ言って、ぐいぐい物語に引き込まれて、一気に読めてしまうと思います。

面白かったです。オススメです。

オススメ度

★★★★☆

本の情報

「下町ロケット2 ガウディ計画」
2015年11月10日 初版第1刷発行
著者:池井戸 潤
発行所:株式会社 小学館
ISBN:978-4-09-386429-9
定価:1,500円(税別)